2014年5月5日月曜日

りりっくフェスタ ご参加ありがとうございました

5月3日はリリックフェスタでした。

今回は、「短詩型文藝」の皆さんにご登場いただき
シンポジウムを開催しました。

岡村知昭プロデュース「詩人たちよ。短詩型文藝の伝統に学ぼう!
   岩井如醉さん(句誌 きりん 代表)
   岡村知昭さん(司会 句誌 狼 同人)
   湊圭史さん (川柳誌 川柳カード同人)
   わたなべじゅんこさん(句誌 船団 同人)
   平居 謙  (詩誌 Lyric Jungle 代表)

短詩型には素人の僕も、楽しく学ばせていただきました。
岩井如醉さんの俳句も詩に他ならないという確信。そして未完たれという提言。
岡村知昭さんの止むに止まれぬ俳句偏愛。生真面目と滑稽さが入り混じる情熱。
湊圭史さんの冷静な観察力と誠実。事物との距離の取り方にいつもながら感服。
わたなべじゅんこさんの相変わらずの可愛さとバイタリティといじられ上手さ。笑

このシンポジウムは岡村さんが仕切ってくれたのですが、
僕はこのシンポジウムに合わせて「Lyric Jungle 17号」で
「詩人たちよ。短詩型文藝の伝統に学ぼう!」という同名の特集を編集。
その中で、俳句に自分なりに接近遭遇しました。


一番強く感じたのは「俳句は物語を誘発する」の一言。
詩の場合、すでにそこに何らかの物語の展開が見られることが多い
そしてそれを読者として味わうわけです。
しかし俳句には物語の種が撒かれているに過ぎない。
それを想像力=創造力で瞬間培養し、自分自身で物語を構築しなければならない。
いや
「ならない」と感じさせる俳句はあまりよくないのであって
読んだ瞬間に、目の前に限りなく広がる風景、そこで交わされる会話たち、そういった物語を心に産み出すのがいい作品なのだろう、と思ったのです。

それで僕は、いくつもの「鑑賞文」を同誌の欄外に書いた。書かずには居られなかった。書くのが楽しかったのです。これは僕にとっては大いなる収穫でした。

その後イベントは
山村由紀さんの朗読
久しぶりに登場した曳原健の乱入合評、
そして「Lyric Jungle 17号」掲載作品の紹介と朗読、
会場の皆さんからのコメントや、詩に対する思いを語っていただきました。

その後、近くの居酒屋Q楽で2次会、そして復活した伝説の飲み屋「トミヤ」で遅くまで飲みました。なんと僕は、Yくんと、うだうだ喋りながら、3時まで飲んでいたよ。こんなのは久しぶりだったね。

次回のりりQは、5月31日。場所等はいつもとおりキャンパスプラザの演習室。



わたなべじゅんこさん、
山村由紀さんのFBにリリックフェスタの記事があります。
是非ご参照。